施設に入るときに必要なお金には
2種類あります。
1 入居時に支払う一時金
2 毎月払う施設の利用料です。
1 入居時の一時金
には、退去の時に戻ってくるお金とそうでないお金があります。
戻ってくるお金は敷金と呼ばれます。
退去時にクリーニング費用や未払いのお金を差し引かれて
残りが戻ってくるお金です。
戻ってこないお金は「前払金」や「入居一時金」と呼ばれ、
月々の家賃に充当される分になります。
いずれにしても入居するときに用意が必要なお金です。
2 毎月払う施設の利用料は
年金で賄えるのがベストですが、
年金額が十分でなかったり、
高めの施設を選ぶと利用料が年金を超えるため、
不足分をカバーする必要がでてきます。
これらのお金は子供が用意をしないといけないのでしょうか?
その答えは、
基本的には「NO」です。
子供からすると、
すでに貯蓄が底をついていたり
年金が足りないことから
これまでにもすでに
いろいろと面倒を見てきていることと思います。
また、自分たちの子供の養育が終わっていない場合には、
さらに親の介護の費用も面倒をみることは
経済的にもかなりの負担となります。
さらに、女性で嫁いでいるかたは
専業または兼業主婦として
家族の毎日の生活をやりくりするのに精いっぱいで、
介護のための資金を稼ぐ余裕のないかたが
ほとんどです。
したがって、
親の老後は親が自分で面倒を見ると考えるべきです。
残っている現金や預金は
当然ながら施設入居のために充ててもらうべきですし、
株式や不動産などの資産があれば
もちろん売却することを考えるべきです。
それでも足りない場合には、
極力利用料を抑えられる施設を探したり、
兄弟姉妹で少しずつ出し合って協力することになります。
一時金はなんとかかき集めることができても
毎月の利用料をカバーしてあげるのはとても負担が重いですので、
毎月の利用料はなんとか年金などで
カバーできる施設選びをしたいものです。
予算に合う施設を自分で選ぶのはなかなか難しいことです。
プロに相談してみるのも有効と思います。
相談や見学はいつでも無料で承ります。
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