あるお客様から

「大手が土地を買いにきたけどこの話は乗ったほうがいいの?」

というご相談がありました。

以前からそろそろ手放すことを考えていたアパレル系の経営者さんですが、

なかなか踏ん切りがつかず、伸ばし伸ばしにしていらっしゃいました。

お話を聞いてみると、相場よりずいぶん高い値段で買いたいというものでした。

私としては値段ももちろん大切なことですが、

「いまの拠点を会社としてどうしていくのか」

これを最優先にしてほしいとお伝えしました。

「東京支店」という位置づけのその拠点は、

全国から生地や見本を見せたりする情報受発信の役割がありました。

過去からの流れでずうっとそのように自社所有の建物を使ってきたそうです。

第三者から見ると所有でなくても賃借で十分、

と判断できますが、

「先代からずうっとココ」

と言われるとやはり経営者は簡単には店を閉じられないようです。

幸い、購入したい方は、

古い建物ながらすぐに取り壊す必要はないそうです。

ここで私がご提案をしたのは

時限付きリースバック取り組みでした。

これは、

「一旦土地建物ごと売却をするが一部は引き続き賃借して利用し続けること」

でした。

しかも「時限付き」なので、

例えば売却してから一年間だけ借り続けるということができます。

これにより、不動産を手放して高額のキャッシュを得ることができます。

さらに、今すぐではなく、売却してから一年後などに退去する方法です。

売却してからしばらくは売った先に家賃を払って利用し続けるということですね。

これにより引っ越しすることなくしばらくは店を続けることができます。

お金もいるがすぐに店も壊せない

こういうかたにぴったりかもしれませんね。

急にふってわいたイイ話、

でももう少し決断を先送りしたいときに、

ぜひこの方法をご検討頂きたいですね。