私はこれまでに数十件のご家族と向き合い、介護施設探しをお手伝いしてきました。

ご相談に来られる方の多くが、自宅での介護に限界を感じつつも、施設入居に踏み切れず、葛藤されています。

特に多いのが、60代前後の女性。ご両親の介護を担いながら、仕事や家庭、自分自身の体調との間で、心身ともに追い詰められている方です。

この記事では、そうした方々がどんなきっかけで施設入居を検討し始めるのか、そしてそのときの本音や気持ちの変化をご紹介します。

■「自分さえ我慢すれば」から始まる在宅介護

最初のご相談では、多くの方が「できるだけ自宅で介護したい」とおっしゃいます。
親を思う気持ち、施設に対する抵抗感、そして「自分がなんとかしなければ」という責任感があります。

ところが、介護は想像以上に長期戦です。
日々の食事や排泄、入浴、通院の介助に加え、認知症の対応や夜間の見守りなどが重なり、介護者の生活も心も削られていきます

「最初は頑張れていたけれど、いつの間にか笑顔が消えていた」
 そんなお悩みを何度も耳にしてきました。

■施設を検討し始める“きっかけ”で多いのは?

「施設を考え始めたのは、どんなときでしたか?」という質問に対して、以下のような回答が多く寄せられます。

1. 身体的・精神的な限界を感じたとき

  • 慢性的な睡眠不足や腰痛、疲労感
    感情のコントロールができず、親にきつく当たってしまう
  • 自分の生活や家族関係が壊れかけていると気づいた


2. “もしも”のリスクが現実味を帯びたとき

  • 家の中で転倒した、徘徊しそうになった、火の不始末があった
  • 自分が病気やケガで介護できなくなったらどうしようと思った

3. 専門職のアドバイスで「気持ちが揺れた」

  • ケアマネージャーや医師に「施設も選択肢ですよ」と言われた
  • ショートステイを利用して、少し気持ちが軽くなった

4. 施設見学をきっかけにイメージが変わった

  • 実際に見学して「明るい」「スタッフが優しい」と感じた
  • 入居者の方が楽しそうに過ごしている姿を見て、安心した


■施設入居を決めた方の「本音」と「心の変化」

施設を検討し始めた当初は、ほとんどの方が迷いや罪悪感を口にされます。
「親を見捨てるようでつらい」「もっと頑張れるかもしれない」

そんなお気持ちも、痛いほどわかります。

でも、実際に入居を決めたご家族の多くは、「もっと早く相談すればよかった」と仰られます。

こんな声がよく聞かれます。

  • 「娘として、やっと笑って会話ができるようになった」
  • 「介護が『義務』から『関係』に戻れた気がする」
  • 「施設での暮らしのほうが、親も落ち着いて過ごせている」

施設入居は“終わり”ではなく、“新しい支え方の始まり”ともいえます。

■在宅か施設か、白黒つけなくて大丈夫

私たちがいつもお伝えしているのは、「介護に正解はない」ということです。
在宅での介護が合う方もいれば、施設のサポートで親子関係がうまくいく方もいます。
また、家を残せるなら「施設がダメなら戻ってくればいい」と考えることもできます。

だからこそ、一人で悩まず、まずは情報を集めてみることがとても大切です。
「施設ってどんなところ?」「費用はどのくらい?」
わからないからこそ不安が膨らんでしまいます。

▼まずは情報収集から始めてみませんか?

自宅介護を頑張ってきたあなたが、これからも笑顔でいられるように。

 私たちもその一歩を、全力でサポートします。


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