今月2月から3月は特にお引越しのシーズンでもあります。
賃貸経営に関していえば、空室が多い方には満室経営を目指す時期でもございます(^^♪
ところで、弊社ではアパートやマンションを経営されている方に、プロフェッショナルが行うお金の把握の仕方をお伝えしています。
たくさん持っているといえども、○棟○戸を保有する○○大家さんが行うお金の把握方法とファンド等オフィシャルな投資経験者のお金の把握方法ではかなりレベルが異なります。
今回はあまり気づかれない「元本返済額」と「減価償却費」を比較する意味についてお伝えします。
元本返済額とは毎月銀行に支払う元利金のうち、元本の返済額部分を指します。
元利金の返済方法には元利均等返済と元本均等返済があるのですが、
元利均等返済は金利を含めて毎月の元利払いが一定です。
そのうち、金利支払いはロ―ンを借りた当初は残額が多いために高額になりますが、
ローン返済が進むと金利支払額がどんどん減っていきます。
逆に元本返済額は当初は小さく、後のほうになると返済額が大きくなるという仕組みです。
一方、元本均等返済はその名のとおり元本だけを一定額ずつ返済していきます。
借りた当初から最後まで元本返済額は一定です。
毎月の元本返済額=当初の借入額÷(借り入れ年数×12か月)となります。
いずれの場合もまずは今月の元本返済額(A)を把握してみましょう。
一方、減価償却費(年額)とは、建物取得額(建物簿価)を税務上の残存耐用年数、
つまり税務上の耐用年数ー経過年数で割った額をいいます。
(厳密には経過年数の20%を加えるなどの詳細な計算はありますがここでは省略いたします)
これを12か月で割ると減価償却費(月額)(B)が算出されます。
この(A)と(B)を比較するとどちらが大きくなるのでしょうか。
また、
お金の流れを考えた場合、どちらが賃貸経営上メリットが大きいのでしょうか。
続きはまた明日お伝えいたしますね。