大家さんにとってテナントが長期安定的に営業をつづけてくれることは最大の喜びです。
アパートやマンション、オフィスなら入れ替わり前提ですが、郊外型の商業施設や介護施設となると話は別。面積や構造、デザインが特殊となると入れ替わりは期待できない可能性が出てきます。
高齢者の増加に安心感がありそうな介護施設といえども収入の多くを国からの介護報酬に依存していると、高齢者増によるその財源の圧迫は介護報酬の減少およびテナント存続の不安となって大家にはねかえってきます。
今日お会いした介護事業者さんはそんな逆風ももろともせず施設数を増やしています。うまくいっている経営者の多くは試行錯誤の末に微妙なラインでの事業収支や人員数、事業規模を成功ビジネスモデルとして維持しています。この事業者さんも介護制度に関する深い造詣と理解のもと、適切な規模と人員数、コスト把握をものにしていました。それを応用しての高齢者デイサービス→身障者幼児の放課後デイサービスへの展開は流石といわざるをえません。
たゆまぬトライ&エラーの改善を続けてこのレベルに達しているんだなと深く感銘した一日でした。
弊社は大家さんに安心していただける介護事業者さんの選定に注力していきたいと思います。