リフォーム工事を行うときに工事をする業者とは

「言った」「言わない」というトラブルがほぼ確実に起きるものです。

工事会社には工事会社の都合のよい受け取り方があります。

また発注する側には発注側の都合のよい理解の仕方があります。

たとえば、

発注側からすれば「解体工事からお願いしているんだから残置物(家具)」

の廃棄も含んで当然と考えますが、

受注側からすれば「見積もりに入っていないのは項目を見れば一目瞭然」

となります。

発注側は業務内容を「〇〇状態になるまで」のすべてとして理解していますが

受注側は業務内容を「見積書にあるものすべて」と伝えてきます。

この時点ですでに土俵がずれてしまっています。

このような場合、業務範囲をこちらが見積書をみて判断することではなく、

業務範囲を

『発注者が望む「状態」にするすべての工事』

と指示しておくことが大事になります。

また、そうはいっても施工レベルが異なることが多くあります。

「こんな仕上がりになるとは思っていなかった」

というのは発注側によくあることです。

受注側は「通常この程度です」というセリフが返ってきます。

このようなことを防ぐためには

発注者の「施工現場」(実績)を見ておくことが大事です。

これと同じ現場レベルまではやるようにと、

共通の見解を持っておくことが必須です。

リフォーム工事は少額・簡易になればなるほど工事業者任せになりますが、

それなりの規模がある場合には

細かい決め事をできるだけしておいたほうが無難です。

また、工事会社が議事録などを作ってくれればよいですが、

面倒くさがって行わない方が多いので、

発注者側で行ってメール等で送付して理解を共通にしておくなど、

できるだけ予防線を貼ることが大事です。

発注する側は知識が足らず、

受注する側はお客様へのケアが足りない。

こんな構図になっているとき、トラブルが起きます。

注意していきたいものです。