ご自宅を売却したお金でホームへの入居を考える場合

どちらを先にすればよいのでしょうか。

自宅を売却するとお金が手に入りますが
住むところはなくなります。

ホームはお金を入れないと入居できませんが
お金を入れるには家を売却しないといけません。

これを解決するには3つ方法があります。

1.入居金がゼロのプランを選ぶこと

2.入居金をいったん貯金で賄うこと

3.入居金を売却予定の自宅の手付金でいったん賄うこと

1.入居金がゼロのプランを選ぶこと

入居をするには一時金が必要だというイメージがとても強いのですが、
多くのホームには入居金ゼロのプランが用意されています。

入居一時金は名称は「一時金」と呼ばれていますが、
実際には入居してから数年間分の「家賃」の前払いとしての
性質があります。

入居するときの年齢に応じて、「入居想定期間」というものが施設ごとに定められています。

たとえば90歳で入居すると入居想定期間は「5年」といった具合です。

5年=60か月ですので、60回分の家賃を掛け算したものが一時金となったりしています。

ですが、ホームの利用には、家賃のみではなく、光熱費や建物を管理するための「管理費」、
食事を提供してもらうための「食費」、介護費用などが毎月かかります。

一時金を支払うと、「家賃」というものが毎月の支払からはなくなります。
先に前払いしたことになるのです。

ですので、逆に表現すると、一時金を支払わなければ毎月の家賃だけ多く支払うことになります。
これが一時金ゼロプランです。

最初にお金を支払う準備ができないかたはゼロプランを選んで入居し、

自宅の売却が完了したら、入居したあとで、一時金支払いプランに変更すればよいのです。

もしくは、入居一時金がもともとないゼロプランのホームのみを選べばよいことになります。

ただし、気を付けなければいけないのは、一時金はゼロになる代わりに、

保証金や敷金といった名目で家賃の数か月分の額を預けないといけないホームも多いです。

この分は貯金などから工面しておく必要があります。

2.入金金をいったん貯金で賄うこと

2番目は、不動産の売却が完了するまでは、本人の貯金か、あるいは家族の貯金で

入居一時金を支払う必要があります。

ただ、自宅などの売却が予定されている場合には、あとから現金化が完了しますので、

家族はその時に返してもらえばよいことになります。

1.2とも、これらの方法で、入居を先行するということになります。

3.入居金を売却予定の自宅の手付金でいったん賄うこと

売却先が決まると、お引渡しをする前に不動産売買契約という書面を取り交わします。

その際に、手付金として、取引金額の3~5%程度を受領できます。

少しばかりお金が手に入り、かつ、まだ明け渡さなくてもいい時期ができます。

この「契約」から「明け渡し(決済)」までの間が約1か月ぐらいあることが多いです。

この間にうまくホームを押さえつつ、引っ越しの準備を進めていくことが可能です。

ぜひ計画的に入居を進めていただければと思います。
入居したいホームを探したり、家の売却を考えている方は、

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