今回は、「そろそろ施設のこと、真剣に考えなきゃ」と思い始めた方へ。
特に、自宅で親御さんの介護をされていて「正直もう限界…」と感じている方に向けて、「介護付き有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」の違いについてお話ししたいと思います。
目次
施設の名前、なんでこんなにややこしいの?
介護施設を調べ始めると、まずぶつかる壁が「種類が多すぎてよく分からない…」という悩み。
特に「介護付き有料老人ホーム」と「住宅型有料老人ホーム」は、名前も似ていて混乱しやすいんです。でも、この2つの違いを知ることで、お父さま・お母さまに合った施設選びがグッと現実的になります。
まずはざっくり!2つの違い
項目 | 介護付き有料老人ホーム | 住宅型有料老人ホーム |
介護サービス | 施設が直接提供(24時間体制) | 外部の訪問介護などを利用(必要に応じて) |
要介護度の対応 | 中度~重度の方でも対応 | 自立~軽度の方向けが多い(重度対応も一部あり) |
看取り対応 | 可能なところが多い | 難しい場合もある |
月額費用 | やや高め(手厚い分) | 比較的安価な場合も多い |
自由度 | 規則が多め | 自由度が高い傾向あり |
どちらが「正解」かではなく、「合う・合わない」
ここで大事なのは、「どちらがいい・悪い」という話ではなく、**「ご本人の状態や希望に合っているかどうか」**という視点です。
また、どちらのホームもお互いにデメリットをカバーするような動きが増えてきています。たとえば、住宅型有料老人ホームは以前は看取りまで面倒を看るかったのが最近では看ることが標準になってきましたし、また介護付き有料老人ホームでも軽度のかたは、挨拶一つで外出が許されているケースもあります。
形式や種類にこだわりがちなのですが、見学してみて、その場の雰囲気や施設の方からの説明、あるいは老人ホーム紹介会社の説明を参考にしてほしいと思いますが、やはり「自分たちに合うか合わないか」が大事な基準です。
たとえば、こんな場合は…
◎介護付き有料老人ホームが向いているケース
- 夜中も排泄介助や見守りが必要
- 認知症が進行していて目が離せない
- 医療的なケアが必要
- いずれ看取りも視野に入れている
◎住宅型有料老人ホームが向いているケース
- まだある程度は自立している
- デイサービスや訪問介護などを柔軟に使いたい
- 一人の時間や自由な外出を大事にしたい
- 費用を抑えつつ安心感を得たい
実際のご相談例:お母様を在宅で介護していた50代の娘さんの場合
先日ご相談に来られたAさん(56歳)は、3年近くお母様を在宅で介護されていました。最初はデイサービスや訪問介護を使いながらなんとか続けていましたが、だんだん夜間の徘徊や転倒が増え、「これ以上一人では無理だ」と限界を感じてご相談に。
お母様は中等度の認知症で、夜間の見守りが必要だったため、「介護付き有料老人ホーム」をご紹介。ご本人もスタッフの見守りが安心できたようで、入居後は穏やかに過ごされています。Aさんも「ようやく少し、自分の人生を取り戻せた」とおっしゃっていました。
「施設に預ける=冷たい」ではありません
自分で親の面倒を見なければ…と頑張りすぎていませんか?
でも、施設にお願いするのは「投げ出すこと」ではなく、「信頼できるプロに任せる」という選択肢なんです。
施設に入ることで、親御さんの生活の質が上がり、ご家族も心の余裕を取り戻すケースがとても多いです。
「うちはまだ早いかな…」と感じていても、今から情報収集を始めることが、結果的にご本人のためにも、ご家族のためにもなります。
まとめ:迷ったら、まずは「介護度」と「生活スタイル」を基準に
施設選びの第一歩は、「いまの親の状態と、どんな生活を送りたいか」を整理すること。
そして、その状態に合った施設の種類を理解することです。
どんなに立派な施設でも、「合っていない」と感じてしまえば、ご本人もご家族も不安になってしまいます。
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